2009年11月8日日曜日

Win-WinよりLose-Lose

よく偉い人が好きな言葉にWin-Winの関係とかいうものがある。
相手(顧客)も儲かる(Win)し、うちも儲かる(Win)ようにするっていうことらしい。

まあ、100%計画通りに儲かるなら、そういうのもありかもしれないが、
今回のような不景気だと、計画が下ぶれして、Win-Lose/Lose-Winとなりやすい。

だいたい、IT企業なんて、Win-Winとかいいながら、
リスク管理とかいって如何にリスクを顧客に負わせ、
いかに自分が危ない目にあわないかしか考えてない。

本当に顧客から信用されるためには、実は、
相手が損(Lose)したら、自分も損(Lose)する関係が必要なのではないだろうか?

例えば、あるIT企業が、顧客からシステムを受注したとすると、
まあ巧く開発が成功してたとして、
顧客が納品されたシステムが、使い勝手が悪い、性能が十分でないなので、
使えなかったとする。
でも、契約上検収しちゃったら、お金は払わないといけなくて、
顧客はガッカリってことはよくあるのではないか?

まあ、IT企業としては、とりあえずお金貰えりゃOKって感じだろうけど、
それでは、次の受注に繋がらないし、
顧客はIT化が遅れ市場競争力を失ってしまったりする。

ではどういう契約形態が理想か考えてみる。
例えば、
 - システムの開発費はIT企業側が負担する。
 - 顧客は、そのシステムの使用料を払う。
という形はどうだろう?

使えないシステムを作った場合、IT企業側も損するわけだ。
当然使えないシステムは作れない、非常にリスクを追うことになるが、
顧客がトンチンカンなこと言ってきても、開発費は自分たちで出しているので、
断ることもできる(はず)。
かなり厳しい開発になるが、こういうのが理想ではないだろうか?

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